笠間の器、作り手と使い手の物語
関東地方で、栃木県の益子と並ぶ大きな窯業産地として知られる茨城県の笠間。実用性の高い食器類や水瓶から個性豊かなオブジェまで、多彩な作品が焼かれています。春に開かれる「笠間の陶炎祭(ひまつり)」や秋に行われる「匠のまつり」などの時期には多くの観光客でにぎわい、笠間焼への関心の高さがうかがえます。
ウェブサイト「ゆたり」では、個人的にも笠間焼が大好きという、フリーアナウンサーのしばた あきこさんが独自の切り口で、笠間の器を紹介してきました。魅力的な器の作り手(陶芸作家)と、その器の使い手(料理店や園芸店など)、双方の視点から見えてくる「かさまのうつわ」がこの度、サイトの連載記事を加筆修正したものに書き下ろし内容を加えて書籍化しました。笠間焼の楽しみ方がきっと広がる一冊です。
※写真はサンプルです。実際のものとは多少異なる場合がございます。