「木を植える音楽」の想いを
一冊の本に詰め込みました。
一冊の本に詰め込みました。
2011年3月11日、東日本大震災。それにともなう津波により栃木県隣県の福島県、いわき市四倉〜沼の内のクロマツも大きな被害を受けました。美しい景観、海岸林本来の機能を取り戻すために、クロマツを植林する動きが始まりました。そして2012年9月、栃木県宇都宮市の小さなカフェとそこに集まるアーティストたちによって生命の祈りが一つのプロジェクトを芽吹かせました。
未来へ紡いでいきたい自然、環境、人々の暮らし…。 かけがえのない地域に「木を植える」ために、計 11 組のアーティストが楽曲を書き下ろし、CD を制作しました。CD を1枚手に入れると、 この地で生まれた心地よい音楽が日常を彩るとともに、 福島の海岸沿いに 10 本のクロマツの苗木が植えられます。そうして、約2年の歳月をかけ2014 年 7 月『木を植える音楽』は完成しました。
本書は、『木を植える音楽』を生み出した カフェのオーナー夫妻と縁の深いアーティストたち、 そしてプロジェクトに携わる人々が紡ぐ ささやかとも奇跡的ともいえる終わりのない物語です。